ヨーロッパの世界遺産|バルト三国

みなさんは、「バルト3国」がどのようなスポットかご存知ですか?

もしかすると、存在自体は知っているものの「リトアニアとエストニアと…あとどこだっけ?」、「ラトヴィアだけは分かるけど他の国の名前は…」といった風に、中途半端にしか覚えてない方も多いかもしれません。

まず、バルト3国は「リトアニア」、「エストニア」、そして「ラトヴィア」の三国をまとめた通称です。

「そういえばそうだった」と、言われると思い出す程度の認識の三国なのですが、ヨーロッパの歴史を知る上でかかすことのできない重要な三国なので、世界遺産を調べながら各国の歴史を学びたいと思っている方はしっかり覚えておきましょう。

そして、この三国は「それぞれの国の首都が、世界遺産に登録されている」という共通点があります。

たとえば、素晴らしい景観の広がる市街である「タリン旧市街(文化遺産)」はエストニアの首都ですし、ラトヴィアの「リーガ旧市街(文化遺産)」もアールヌーボー調の建築物がところ狭しと並ぶ美しいスポットですが、やはりこちらもラトヴィアの首都です。

さらにリトアニアの「ヴィリニュス旧市街(文化遺産)」などもこの国の首都となっており、ゲティミナス塔に登ればその市街の全容が見渡せるようになっています。

このようにバルト3国を代表する世界遺産として、「首都遺産」が存在しており、それらの世界遺産は街全体を包括し、歴史的な町並みを守り続けているのです。

他にもエストニア、リトアニア、ラトヴィアのこの三国の中にはもう一カ所、共通点があります。

それは「シュトルーベの測地弧(シュトルーヴェのそくちこ)」です。

この世界遺産を聞いたことがある方はもしかしたら多いかもしれませんが、じつはこの世界遺産国は十カ国以上もの国が保有している世界遺産として知られています。

範囲自体はエストニアにもリトアニアにもラトヴィアにもまたがってないのですが、色々な理由があって、この三国はシュトルーヴェの測地弧という世界遺産を保有しているのです。

ちなみにシュトルーヴェの測地弧は2005年に世界遺産として登録されており、地球の大きさをより正確に測るために多大な貢献を果たした世界遺産として有名です。

この世界遺産はノルウェーとスウェーデンとロシアにまたがる位置にあるので、この三国は保有しているというより「保有組合に参加している」と言ったほうが正しく、世界遺産としてはバルト三国を代表するようなものではありません。

どちらかといえばやはり、先ほどご紹介した三つの世界遺産の方が、この三国の文化をより凝縮しているといえるので、この三つの国について勉強したいという方は、まず上の国から順々に南下しながら観光してみましょう。

なお、この三国には基本的にそこまで多くの世界遺産は保存されていません。

リトアニアの世界遺産などを調べてみても前述の首都「ヴィリニュス歴史地区」をはじめとして、美しい砂州が広がる「クルシュー砂州」、考古学的な価値の高い世界遺産である「ケルナヴェの考古遺跡(ケルナヴェ文化保護区)」、そして「シュトルーヴェの測地弧」などの世界遺産しかないので、一カ国の世界遺産を観光するだけではすぐにすべて回ることができてしまいます。

いっそ観光に行くのであれば、リトアニアの世界遺産とエストニアの世界遺産と、ラトヴィアの世界遺産を観光しておくとより豊かな旅になる筈なので、「三カ国あるけど、どうやって観光したらいいか分からない」という方はとりあえず、この三国の首都(世界遺産)を尋ねてみてはいかがでしょうか。

もちろんこの辺りは治安も良いので、お子さん連れの旅にも最適です。

気になる方はぜひ、この三国の世界遺産を攻略してみましょう。